ST0007 ◆無銘の名作椅子シリーズ(30) 英国1680年代 17世紀アンティークスツール

【アウトライン】
何と320年前、17世紀後半につくられた古〜いアンティークスツールです。

信頼おける英国現地ディーラーの情報によると、
このスツールは1680年代に製作され、北部のカントリーハウスで近年まで使用されていたもの、とのことです。

1680年代といわれてもピンと来ないかもしれませんが、
日本でいえば徳川家康が江戸幕府を開いたのが1603年、
その後、江戸中期・元禄時代が1688〜1703年ですからちょうどその頃のものになります。
5代将軍綱吉が、あの有名な「生類憐れみの令」を公布したのが1685年でしたね。

ちなみに、イギリスから清教徒ピルグリム・ファーザーズが「メイフラワー号」に乗ってはじめてアメリカへ到着したのが1620年、
フランスの太陽王・ルイ14世が即位したのが1661年、
アイザック=ニュートンがリンゴが木から落ちるのを見て(?)「プリンキピア」を著したのが1687年、
ロシアのピョートル大帝と中国・清の康熙帝がネルチンスク条約を結んだのが1689年。

・・・何となく、時代のイメージができますでしょうか?
できるわけないですね。失礼しました。
それにしても、久しぶりに世界史の教科書を見ました。(笑)

サイズは幅430mm×奥行400(座の奥行き200mm)×高さ540mm(低いところの高さ520mm)です。

【コンディション】
一応は実用品です。
実際に座れますし、踏み台にもなりますし、つくりはしっかりしています。

でも、座ると、固くて変形しているのでお尻がちょっと痛いです。
また、小さいくせに鉄アレイのように重いので、あちこち持ち歩いて踏み台にするには結構汗をかきます。

できればこの商品に限っては、これまでご紹介させていただいた「実用アンティーク」ではなくて
「生活文化の遺産」とお考えいただければ、と思っております。
・・・つまり、一応は使える「椅子のオブジェ」、といったところでしょうか。

素材はオークの無垢ですが、どうも木の炭素繊維が石炭のように(?)石化しているようで、
文字通り石のように固く変化しています。
そのため、幸いにも、足元の横木(貫)が靴で磨り減ってぺらぺらになっておりますが、
状態はカチカチで、しなりなど微塵も感じられません。
その反対側の貫は後年交換されたもののようで、こちらは「木」らしいです。

キズはたくさんあります。
もともとは直線基調の四角いスツールだったと想像しておりますが、
今では「オブジェ化」していてよく分かりません。
わずかに脚にフルーティング(装飾の縦溝)の痕跡が見られますので
まだ家具などが一般家庭に普及していない頃のスツールですから
結構当時としてはモダン(?)なデザインだったのかも・・・。

木肌の風合いや色味はほぼ写真に近いと思います。

【インプレッション】
「これが名作椅子?!」
「これがこの値段???」
・・・なんてご意見はごもっともです。(汗)

でもあくまでこれは「生活文化遺産」ですから・・・。
世界中捜してこの年代のこのタイプのものがどのくらい見つかるでしょうか?
お値段は希少性の尺度とお考え下さい。
(現地価格とそれほどかけ離れてはおりません。)

椅子マニアの方、骨董品コレクターの方、ぜひご検討下さい。

永年のオーナーが見つかるまで、この愛らしい椅子は我が家のオブジェにしておきます。(笑)








   

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