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見慣れたアンティークのベントウッドチェアのようですが、新品ですのでピカピカです。

トーネットは世界で初めて、1つの椅子を6つのパーツに分解できる“ノックダウン方式”を開発。
圧倒的に生産効率が上がり、それまで受注生産だった家具の大量生産を可能にしました。

実際にアンティークとして見かけることはまれですが、れっきとしたトーネットベントウッドチェアの定番商品だったようです。

ベントウッドアームチェアと同様の、トーネットデザインの典型的なトップレイルです。

木肌表面は環境にやさしいシェラックニス仕上げです。ヨーロピアン・ビーチの木目が美しいです・・。

このカタチ・・アンティークでも見たことありますね。
トップレイル、アームレストはもちろんベントウッド(曲げ木)です。

アームレストは無垢ですが、“ジョイント”で継がれて幅を出しています。

板接ぎのジョイント形状です。

アーム、背柱、座をつなぐ合理的なU型の補強材(サイドプレス)です。
アンティークとほぼ同様の形状です。

中央のスプラットバック(背あて)を替えるだけでさまざまなバリエーションが展開できました。

背柱もボルト留めのノックダウン方式です。

このアングルだとベントウッドアームチェアのようですね。

当時のカタログには座面のエンボスデザインは数十種類から選べるようになっていました。
こちらの座面デザインはスツールとも共通デザインのAタイプになります。

滑らかな凹みを持つプライウッドのプレスラインです。

オリジナルの完全復刻版です。

新品ですのでエンボスに磨耗はありません。

美しい木目の座面です。かつてはエンボスデザインやパッド付きも存在しましたが現在はこの座面のみ採用されています。

座枠ももちろんベントウッドです。これだけ太い曲げ木ができるようになったのは後年になってからといわれています。

ゆとりの座面サイズです。左はDC0193 No14/アンティークです。

サイドプレス(補強材)はスクリュービスのみで留められているシンプルな構造です。

サイドプレス(補強材)にもデザイン性があります。

100年は経過しているノスタルジックなデザインですが、新鮮さすら感じます。
でもスクリュービスがプラス+なのが現代品の証ですね。アンティークは全てマイナス−ですから。

椅子はバックスタイルがインテリアになります。
・・インテリア性の極めて高いデスクチェアです。

トップレイルの造形美です。

ピアノスツールやコートハンガーなどとも共通のフットスタイルです。
共用パーツで無数のバリエーションを作る・・トーネットベントウッドチェアの真髄です。

ノスタルジックな“4スター”(4本脚)ベースです。
現在はPL法のため5本脚が標準です。

回転軸に、こちらも接着剤無しのビス止めされた4本脚。
ノックダウン方式です。

強度とデザイン性を兼ね備えたフットデザインのサイドビュー。

カーブの違う2種の曲げ木でクッション性と強度を両立させています。
きわめて合理的なコンストラクションです。

ベントウッド回転椅子自体は、1873年の旧トーネット社のカタログポスターにすでに登場していました。

最小時の座面高は440mmです。

最大時には座面高690mmになりますが・・。
実用的には150mmアップ程度にしておいてくださいね。

昔からの回転機構です。
今でも作られているんでしょうか?

くるくる回すだけで伸びていきます。くるくる・・。

スリーポイントの鋳鉄が座面を支えます。
剛性感があってしっかりしています。

フットパーツ、スチール台座、回転軸全てが分解可能なノックダウン型であることがわかります。
ちなみに、リクライニング機構はありません。

脚裏のフットベースです。キャスターが取り付け可能です。

お写真のようなキャスターの高級ブランド、ハンマーキャスターさんのボールベアリング仕様などにすれば
フローリングの上を氷の上のように滑走いたします。
(キャスターにつきましては各種ご提案させていただきます。)

お似合いの2ショットです。
左が旧トーネット社製AC0071 ベントウッドアームチェア、右はチェコの大手メーカー製OC0011 デスクチェア/ダークになります。

左は“ニトロセルロースラッカー”仕上げ、右は“シェラックニス”仕上げになります。
実用面では耐水性の高いラッカー、鑑賞的には艶の美しいシェラック、といったところでしょうか。
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