HC0078 ◆無銘の名作椅子シリーズ(204) イギリス1900年代 ヴィクトリアンチェア

【アウトライン】
英国19世紀末から20世紀初頭、、レイト・ヴィクトリアンからエドワーディアンにかけて製作された、
英国伝統デザインのサロンチェアです。

この椅子が製作された当時、家具のデザインは過去の様式家具がリバイバルされ、
ゴシック、バロック、ロココと様々な様式を折衷させた混迷期ともいわれ、
かなりゴテゴテしたデザインが好まれていた時代のようです。

この椅子はまさにそんな時代に作られたオーダー家具だと思いますが、
なかなかどうして、すばらしいスタイリングではありませんか?

写真でレリーフがご覧いただけるでしょうか?

アカンサスや帆立貝、スクロールなどの装飾や、ガブリオールレッグ(獣脚)のフォルムなど、
細部のつくりこみも徹底されていて、なかなか優れた、高品質な椅子だと思います。

全体的には“チッペンデール”スタイルを取り入れたネオ・ロココ風といった印象ですが、
まあ、とにかくかなり貴族趣味の椅子には違いなく、
実際、ハイクラスのサロンチェアといった用途で使用されていたものではないでしょうか。

サイズは幅460mm×奥行490mm×高さ950mm(座面高515mm・座枠までは460mm)です。

【コンディション】
入荷後、当店にてフルメンテナンスいたしましたので、
実用アンティークとしてはほぼパーフェクトなコンディションです。

実用性は通常の現代家具同様、日常的にご活用いただける状態です。

外観は日常使用に伴う、小傷程度はありますが、
アンティークとして価値を損なうような、彫刻の欠損等、
特に不都合を感じるダメージは特にありません。

素材はソリッド・マホガニーになります。

堅くゆがみのない、良質のマテリアルだと思います。

木肌にはアンティークらしい、深みのある艶があって、
紫檀系の最高級の風合いです。

座面は、お写真でもお分かりの通り、
良質なブラックレザー(本革)で張り替えております。

本革は国産の成牛を使用しておりますが、
その触感はソフトでソファで使用するクラスのものです。

もちろん背もたれの背あて部分、そして背面にまで
同じ共生地のブラックレザーを使用しております。

無銘の椅子に手抜きはありません。(自画自賛)

クッションも交換済みですが、生きているオリジナルのスプリングは生かしつつ、
詰め物は現代のウレタンを使用しておりますので、
座り心地はオリジナルのコンディションを感じさせながら、ワンランク上のものになっております。

周囲はブラックレザーを引き立たせるべく、イタリア製の真鍮鋲で飾っております。

全体的に自信を持ってお薦めできるコンディションです。

【インプレッション】
当「無銘の椅子」が精魂込めてメンテナンスいたしましたので
安心してお使いいただける、実用性を兼ね備えた高級アンティークです。

当店にしては価格設定はやや高めですが、
ほぼ現代家具に匹敵するコンディションを持つ100年前の“ジェニン・アンティーク”(真のアンティーク)ですから、
きっとその価格以上のクオリティをお感じいただけるものと思っております。

張り替えたばかりのブラックレザーは、新品で使用感の全くない状態ですが、
新しいオーナー様の手で、これから長い時間をかけて「味」を深め、歴史を刻んでいっていただきたいと思っております。

21世紀の椅子張り職人の手で往年の美しさを取り戻した、100年前の名作椅子・・。

ぜひご検討のほどよろしくお願いいたします。
























































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