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アンティークのベントウッドチェアのようですが、新品ですのでピカピカです。

トーネットは世界で初めて、1つの椅子を6つのパーツに分解できる“ノックダウン方式”を開発。
椅子を部材に分けてそれぞれ製作し、それを組み立てると言う新しいモデルを考案しました。

当時のオリジナルの「ダウムの椅子」はまず見ることはできませんが、
記録写真等を見る限り、ほぼ当時のままのプロポーションだと思います。

すばらしい造形美です。
これがミヒャエル・トーネットの追及した曲げ木の「美学」だったのでしょうか?

初期のダウムチェアは前脚以外、成形合板だったようですが、後に全て無垢材の曲げ木に変わっています。
もちろんこちらも曲げ木です。

ヨーロッパでも定番の唐草模様がモチーフになっています。
ヨーロピアン・ビーチの木目が心和ませます。

息を呑むほどに美しい曲線です。

アームレスト先端は薄く研ぎ澄まされています。
おそらくこの部分の仕上げは手作業だと思います。

補助笠木もアームレストももやはり昔からのスクリュービスで留められている構造です。
スクリュービスがプラス+なのが現代品の証です。アンティークは全てマイナス−ですからね。

アームが座と背をつなぐ補強材(サイドプレス)の役割を果たしています。

デザインのベースは、当時のヨーロッパで台頭し始めたブルジョアジーが好んだ“ビーダーマイヤー”様式。
曲線的でボリューム感のある、簡素なスタイルが特徴でした。まさに生粋の、民衆のための量産モデルですね。

この脚の付け根デザインが当時のままの椅子であることを主張しています。

座枠の接合部(スカーフジョイント)です。
初期の頃にはこれだけ厚い素材は曲げられなかったようです。

細身で頼りない印象がありますが、大変しっかりしております。

“ビーダーマイヤー”様式をイメージさせる、先細りの前脚です。

後ろ脚とストレッチャーの接合部。極めてシンプルです。

バックスタイルもパーフェクトです・・。

本当に、パーツデザインには隙が無いと思います。
こちらは優雅なアーチ状の補強材ですが、“No.14”のような丸座タイプには、やはり丸い補強リングが採用されていました。

アンティークと違ってとてもキレイです。(笑)
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