DC0195 ◆ポーランド 2005年 ベントウッドスツール&サイドチェアシリーズ〜サイドチェア

【アウトライン】
直線と曲線の調和が美しい、ベントウッド(曲げ木)とプライウッド(成形合板)のサイドチェアです。

「曲げ木」はミヒャエル・トーネットが1842年、初めて特許を取得した家具製造技術ですが、
その「曲げ木」家具が広く世間に普及したのは、1859年、
彼が考案した、画期的な大量生産型ベントウッドチェア、“No.14”が始まりです。

もともとミヒャエルは・トーネットは「曲げ木」技術に先立ち、成形合板の分野でも特許を取得していますので
このベントウッドサイドチェアは、トーネット社が誇る2大テクノロジーをもって開発されたことになりますね。

現在こちらは、トーネット・オーストリアでも定番商品としてラインアップされている椅子になりますが、
そのデザインベースは古く1930年代にまでさかのぼるようです。

もともと公共施設とかビストロとか、商業用途が主だったようですが、(使用シーンのイメージはこちら。)
一般家庭用としても申し分のないデザインだと思います。

サイズは幅410mm×奥行510mm×高さ820mm(座面高455mm)です。


【コンディション】
こちらは新品未使用品になります。

製造はトーネット社の旧ポーランド工場で行われています。

トーネット社のポーランド工場は、ウィーンとワルシャワのほぼ中央に位置するノヴォ・ラドムスクに、
1881年、トーネット社として6番目に設立した工場です。

その後、第二次大戦を経て、工場施設はポーランド政府に接収されてしまいますが、
国の管理のもとで、近代的な設備を導入しつつ、21世紀に至るまで曲げ木椅子をつくり続けています。

現在では、経営は国営から民営に移行していますが、
ドイツの現ゲブルダー・トーネット社やデンマークの某有名家具メーカーのOEMを請け負ったりして、
家具メーカーとしては充分な実績があります。

きっとご満足いただけるクオリティだと思います。

尚、こちらの椅子は「ブラウン」にラッカー塗装された商品ですが、
表面にアンティーク加工が施された仕様になります。

(ご注意点)
昔ながらの製造工程には手作業も多く、現代の生産設備に比べれば手作りに近い商品になります。
そのため商品価値に影響しない程度のわずかな小傷、色むら等がある場合もございますが
不良品ではございませんので、あらかじめご了承いただきたくお願い申し上げます。

【インプレッション】
1920年代、バウハウスの一期生マルセル・ブロイヤーはスチール・チューブを使った家具の研究をしていました。

そして1928年、かの名作椅子“カンチレバー(片持ち)”構造の“チェスカチェア”を発表。
その斬新なデザインと造形は世間をあっと言わせます。

ところで、その“チェスカチェア”は実はゲブリュダー・トーネット社が製作していました。

発表以前の試作の段階からトーネット社はブロイヤーに協力し、深くかかわっていましたが、
マルト・スタムやミース・ファン・デル・ローエ等、他のバウハウスのスチールチューブの椅子も
第一回目の試作は全てトーネット社が製作していたとのことです。

・・このようなチャレンジ精神旺盛な企業文化は、
きっとミヒャエル・トーネットの進取の精神が受け継がれているんでしょうね。

その後、程なくして、1930年代にこのサイドチェアのベースとなるデザインの商品が発売されたようですが、
それがバウハウスの影響を受けたデザインであることは想像に難くないです。

トーネットとバウハウス・・。

20世紀のビッグネームの血筋を受け継いだ、ハイクラスのデザインチェアです。
きっと、きりっと引き締まったダイニングルームを演出していただけることと思います!

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ヴィンテージのベントウッドチェアのようですが、新品ですのでピカピカです。



トーネットの椅子には2つの系譜があります。
成形合板とスチールフレームです。




無垢材を曲げるという技術はその後、スチールパイプを曲げる技術に引き継がれていき、
その後誕生する数多くの椅子に影響を与えました。




プライウッド(成形合板)のカーブです。



無垢のベントウッドフレームにプライウッドが箱状に構成されています。



かつては無垢板を削りださなければ不可能だった、このような背の形状が、
トーネットの発明した技術で、軽く、ローコストに、かつ大量に生産が可能になりました。




デザイン性と機能性を両立した形状です。



板座のプライウッドもくぼみをつけて成型されてます。



座面にはオプションでソフトパッド仕様もありますが、現在日本へはこの板座モデルが輸入されています。



確かな技術を確認できる接合部です。



アンティークと違ってキレイです。(笑)



後ろ脚と座の接合は、かつての、接着剤を使用しない“ノックダウン”のようです。
ボルトが二本留めで補強されています。




隅木は接着剤を使用して強固に固定されています。



ほぞに差し込むタイプの接合部です。



箱状」に組み上げられたプライウッドの背もたれです。



バウハウスの息吹が感じられるフォルムです。



テーパーをかけられた前脚はもちろん無垢材です。



かつてのベントウッドチェアに比べれば飛躍的に強度を増している補強材です。



進化した“ノックダウン”方式です。



ボリューム感のあるデザインながら、シャープなシルエットで軽快な印象です。



つま先もエッジが立っていてシャープです。



やはりアールヌーボーの時代に作られた、19世紀のベントウッドチェアとは一線を画すプロポーションですね。



他のベントウッドチェアと同じ製造工場ですが、生産ラインは明らかに違いますね。



塗装は他の椅子同様“ニトロセルロースラッカー”のアンティーク仕上げです。



あの成型合板の椅子で有名な家具デザイナー“アルヴァ・アアルト”の名作椅子にも匹敵するのでは、
と個人的には、思っております!

(ご購入に際しての補足事項)
◆この商品は一定の国内在庫はございますが、発送までにお時間をいただく場合もございます。在庫数をご確認下さい。
◆飲食店様等、相当数のご注文にも対応できますので、ぜひお問合せください。
◆発送は神奈川県よりヤマト運輸のヤマト便での発送を予定しております。
◆送料は概算ですが、札幌2,530円、仙台1,640円、東京23区1,470円、名古屋1,540円、大阪1,680円、福岡2,060円になります。

※こちらの商品は品切れとなりました。

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