DC0194 ◆ポーランド 2005年 クラシック“No.14”シリーズ〜ケインシート/ナチュラル

【アウトライン】
誰もが知っているこのカタチ・・。
通称、“トーネットチェア”とか“カフェチェア”などと呼ばれていますね。

「椅子史」上、最高傑作にして最大のベストセラー、“No.14”のベントウッドチェアになります。

1859年、ゲブルダー・トーネット社から発表された“No.14”は、
1930年までに5000万脚、そして、150年後の今日までに2億脚が生産されたといわれています。

さらに今尚、こうして現在も作り続けられているわけですから、
本当に驚くべきスーパー・ロングセラーモデルですね。

まさに「名作椅子」中の「名作椅子」、それがトーネットの“No.14”です!

サイズは幅380mm×奥行460mm×高さ890mm(座面高460mm)です。

【コンディション】
こちらは新品未使用品になります。

製造はトーネット社の旧ポーランド工場で行われています。

トーネット社のポーランド工場は、ウィーンとワルシャワのほぼ中央に位置するノヴォ・ラドムスクに、
1881年、トーネット社として6番目に設立した工場です。

その後、第二次大戦を経て、工場施設はポーランド政府に接収されてしまいますが、
国の管理のもとで、近代的な設備を導入しつつ、21世紀に至るまで曲げ木椅子をつくり続けています。

現在では、経営は国営から民営に移行していますが、
ドイツの現ゲブルダー・トーネット社やデンマークの某有名家具メーカーのOEMを請け負ったりして、
家具メーカーとしては充分な実績があります。

きっとご満足いただけるクオリティだと思います。

尚、こちらの椅子は「クリア」に塗装された商品になります。

(ご注意点)
旧トーネット社時代からの「型」を使用し、また昔ながらの製造工程には手作業も多く、
現代の生産設備に比べれば手作りに近い商品になります。
そのため商品価値に影響しない程度のわずかな小傷、色むら等がある場合もございますが
不良品ではございませんので、あらかじめご了承いただきたくお願い申し上げます。

【インプレッション】
それにしても「何で“No.1”ではなく“No.14”なの?一番売れた椅子なのに・・?」
って素朴に思われた方はいらっしゃいませんか?

「そりゃもちろん“No.14”って、トーネットが14番目に商品化した曲げ木椅子だから、だろ。」
っていってしまえば、それまでですが、でも・・実はそんなに単純なものではないのです。

“No.14”発表当時、“ミヒャエル・トーネット”はすでに63歳になっていました。
彼が10歳で家具職人のもとへ弟子入りして以来、53年も経ってからのことです。

“ミヒャエル・トーネット”が没したのは75歳ですから、かなり晩年に完成した商品だとは思いませんか?

・・幼い頃、決して裕福とはいえない家庭で育った“ミヒャエル”ですが、
父“フランツ”の意思を受け、ひたむきに家具製造へ情熱を傾けます。

そして何度も味わう挫折や苦境・・。

しかしながら彼の努力と成功への信念が「曲げ木技術」を発明し、
ついにミヒャエル63歳、14番目のモデルにして理想を実現するのです!

それがゲブルダー・トーネット、商品コード“No.14”なのです。

いかがですか?
“No.14”という数字は、“ミヒャエル・トーネット”が曲げ木椅子に注いだ
「情熱」のカウントといえるではないでしょうか。

150年前、ビジネスの歴史を変えた希代の天才“ミヒャエル・トーネット”・・。

彼の情熱の結晶=“No.14”を新品の状態でお届けいたします。
ぜひ、100年後のアンティークに育ててみてください!

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見慣れたアンティークのベントウッドチェアと同じカタチですが、新品ですのでピカピカです。



トーネットは世界で初めて、1つの椅子を6つのパーツに分解できる“ノックダウン方式”を開発。
各地の工場で作られたパーツは当時ウィーンなどに集中的に集められ、約1m四方の木箱に36脚分がパッキングされました。




パッキングされた“No.14”はそのまま各国の消費地へ運ばれ、現地で組み上げられました。
輸送や保管の効率がアップし、大量生産とコストダウンを実現。近代的な分業体制は生産・流通に革命を起こしました。




やや肩の張った笠木のカーブは、“No.14”として後期モデルの特徴です。



笠木のカーブは年代や生産された工場によって微妙に違いがありますが、
このカーブのフォルムにはトーネット・ポーランド工場時代のモールド(型)が使用されています。




補助笠木を差し換えるだけでさまざまなデザインバリエーションができました。



“No.14”の構造上の特徴はパーツの接合に接着剤を使っていない点です。
座枠と背柱も裏側からボルトでとめてあるだけですし、前脚も座枠へのねじ込み式です。
破損したパーツだけの交換が可能で、天才デザイナー“ミヒャエル・トーネット”ならではのアイデアですね。




時代が進むとより強度が求められ、座枠と背柱をつなぐ“サイドプレス”と呼ばれる補強材が取り付けられました。
この椅子は“サイドプレス”がなくても充分な強度が得られているようです。



スクリュービスで笠木に固定されている補助笠木。・・アンティークと同じですね。



座枠ももちろんベントウッド(曲げ木)です。初期の頃はこれだけ太い無垢材は曲げられませんでした。



当時のカタログには座面デザインは数十種類から選べるようになっていました。
こちらは、1846年に製作された記念すべき“No.1”から採用されている「籐(ケイン)」の座面になります。
軽くて、丈夫で、強い座面ですが、良質の籐が少なくなりコストもかかるので最近ではあまり見かけなくなりました・・。




ケインシートは「かごめ編み」と呼ばれる方法で編み上げられています。
「かごめ編み」は縦、横、斜めに2本ずつ、計6本の籐ひもを上下に、ジグザグにくぐらせながら編み上げます。




独トーネット社の現行“No.14”(♯214)は、あらかじめ作っておいた機械編みの座面を、後から座枠にはめ込む方式ですが
こちらの“No.14”は座枠に直接、籐ひもを打ち込んでいます。
・・手間のかかる、昔ながらの作業ですが、手編みならではの趣きがありますね。




アンティークと違ってとてもキレイです。(笑)
座枠のエッジが丸められているところはアンティークでは見られませんね。近代設備の導入効果でしょうか?



スクリュービスがプラス+なのが現代品の証です。アンティークは全てマイナス−ですからね。



前脚を支える隅木は、やはりフィンガージョイントで強固に接合されています。
初期の頃はやはりスクリュービスで留められているだけでした。(隅木自体が無いタイプも存在します。)




補強リングの接合部分です。“フィンガージョイント”と呼ばれています。
アンティークですと“スカーフジョイント”と言って斜めにカットされた面を接合していただけでしたが
のちに、このようにギザギザにカットして接着面積を広くし、強度を向上させました。




座枠の中央あたりにベントウッドの接合部が確認できますでしょうか?確かな技術だと思います。



前脚もよく見ると、その太さ、シルエット、カーブにさまざまなタイプが存在します。
この椅子は割りと太めでストレート気味になっています。




脚先のみベントしたシンプルなラインです。



補強リング全容です。“No.14”の発表時/1859年には補強リングはありませんでしたが、
1873年のカタログ上の“No.14”にはすでに設定されていました。




後ろ脚もさまざまあります。こちらも前脚同様、やや太めのラインで大地を踏ん張っているように見えます。



美しいウエストラインです。完成された「美」だと思います。



この製造工場では1900〜1920年ごろの製造法に近い形で生産しています。
近代化された独トーネット社で生産される現“No.14”(♯214)に比べると、やはり時代を感じてしまいます・・。
でも、それを古いと感じるか、それが今の時代にはない良さ、と感じるかは貴方次第です。




アンティークとこの椅子の最大の違いは塗装です。
塗料が現代の“ニトロセルロースラッカー”を使用しています。

乾燥が速く、耐水性に優れているラッカー塗装を選択したのは、やはり時代の流れだと思います。

(ご購入に際しての補足事項)
◆この商品は国内在庫品ですが、発送までに1週間ほどお時間をいただく場合もございます。
◆飲食店様等、相当数のご注文にも対応できますので、ぜひお問合せください。
◆発送は神奈川県よりヤマト便での発送を予定しております。
◆送料は概算ですが、札幌2,530円、仙台1,640円、東京23区1,470円、名古屋1,540円、大阪1,680円、福岡2,060円になります。
◆1脚でも2脚でも送料は変わりません。4脚で2脚分になります。

※こちらの商品は品切れとなりました。

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