AC0076 ◆イギリス1890年代 フラワーチェアU

【アウトライン】
「無銘の椅子」がお届けする“M's style chairエムズスタイルチェア”“Seikimatsu Blend セイキマツ ブレンド”シリーズです。


「ごくり。」
息を呑む音が聞こえてきそうです・・。

文字通り、「息を呑む」ほどの美しさを持ったチェアが入荷いたしました。

19世紀末、“レイト・ヴィクトリアン”と呼ばれる「大英帝国」最盛期に製作されたパーラーチェア(客間用の椅子)です。

でも・・「あれ?」と思いましたか?

そう、“U”なのです。
ということは・・実は“フラワーチェアT”もあったのです!

こんなすばらしいデザインのチェアにまたお目にかかれるなんて・・筆者も幸せ者です!(笑)

もちろん良く見てみると、“T”と“U”ではデザインが違っていますが、
どちらも花が、ぱあっ、と開いたかのようなこのスタイル・・ちょっと感動ものですよね!

どんな椅子にも似ていない、唯一無二のアンティークだと思います。

もちろん、専門的にはいわゆる“ヴィクトリアン”様式と呼ばれる、
クイーンアン様式をベースとしたスプーンバック系の椅子に分類されるのだとは思いますが、
それにしてもこのデザインは独特ですね。

何よりも背面を見てください。
普通は表側の彫り物に注力して背面は切りっぱなしの断面であることが多いのですが、
この椅子の背面はエッジを丸めるなどして後ろから見られることを前提に造形されています。

極めて一流、かつ独創的な匠の作品だと思います。

残念ながら、誰がデザインしどこで製作されたものかは情報がありません。
きっと高級階級の貴婦人のために、特注されたものだとは思いますが・・・。

でも、これこそ正真正銘“無銘の名作椅子”と胸を張ってお奨めさせていただきます!

サイズは幅570mm×奥行480mm×高さ935mm(座面高470mm)です。

【コンディション】
コンディションはほぼパーフェクトと申し上げます。

アーム下のスクロール部分に若干クラックを補修した跡がありますが、
言われなければ気がつかない程度です。

座面および詰め物はヘタっていましたので、新品に交換しております。

生地には椅子全体の雰囲気に合わせて、華やかな花柄のベルギー製のシェニール織り生地を使用、
あえて紺地をセレクトし、“T”の雰囲気とちょっと似せてみたりしてみました。(小笑)

クッションは座り心地に配慮し、テープばねを打ち直した上で、新品のウレタンクッションに交換、
留め具にはイタリア製の連続真鍮鋲を使用して椅子の格にふさわしいメンテナンスを施しております。

素材はもちろん最高級のソリッド・マホガニーで、軽く硬いです。

木肌には充分な艶もあり、長年大切に使われてきたことが伺われます。

クリーニングやワックスなど、基本メンテはもちろん充分施しておりますので、
使用上の不具合は一切ありません。

100年以上は経過しているアンティークチェアですが、
その美しさはこれからも永く続いていくものと思います。

ぜひその「美」をエキストラフォトでご確認ください。

【インプレッション】
イギリスの様式家具はいい意味でも悪い意味でも、伝統的な家具様式に忠実に製作されています。

でもこの椅子のように、ここまで様式デザインとデザイナー(あえてそう呼びます。)の独自性がうまく消化された例は、
少なくとも私は、ほとんど見たことがありません。

いったいどんな家具デザイナーが制作したのでしょうか?

もしこの方の作品群を一同に集めることができるとするならば、“チッペンデール”様式などのように
そのデザイナーの様式がひとつ、新しく命名されるかも知れません。

大げさではなくそれほど秀逸な椅子だと思います。

尚、一応実用アンティーク扱いですが、美術品クラスになりますのでお値段は他の椅子に比べればかなり高価です。

でも、決してこのクラスのものをこの値段では買うことはまずできませんし、将来的な資産価値を考えれば
かなりお得な価格だと断言いたします。

ぜひこの機会にご検討いただけますようお願いいたします。






















































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